化粧品を使う時は、化粧水→美容液→乳液→クリームといった順番で使います。ですが、ここに目元用を入れたり、美容オイルを使ったり、種類が増えてくるとどの順番に使えばいいのか迷いませんか?
化粧水からクリームまで、メーカーを統一していれば分かりやすいですが、そうでなければ尚更混乱します。
そんな時は成分で塗る順番を判断すると分かりやすいですよ。
まず肌の奥まで届かせたい成分を塗る
肌の奥、角質層まで届かせることでエイジングケアの効果を発揮する成分に、セラミドやビタミンC誘導体があります。
洗顔後1番はじめに塗ることで、肌の奥(角質層)まで浸透させます。
▽肌の構造についてはこちらの記事に書いています
ビタミンC誘導体
ビタミンCは肌に吸収されにくいので、肌に入り込みやすく変えたものがビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体はコラーゲンの合成や美白、シワなどエイジングケアに必要不可欠な成分です。
水で安定しやすい成分なので、化粧水などによく含まれています。
<ビタミンC誘導体を効果的に取り込む順番>
洗顔
↓
ビタミンC誘導体が配合された化粧水、もしくはブースター美容液
「リン酸アスコルビル」「パルミチン酸アスコルビルリン酸Na」は特に浸透力が高い成分といわれています。
おすすめの導入液・ブースター
プリモディーネ シーバムコントロールVCローションⅡ
2種のビタミンC誘導体(3ーグリセリルアスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)が、角質層と表皮それぞれで活躍します。ローション(化粧水)と名がついていますが、ブースターとしても使え、その後の化粧水や美容液を浸透しやすくします。
ドクターK ケイコントロールエッセンス美容液
>>ドクターケイ
ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMg)をはじめ、ビタミンAやEも配合されたカクテルビタミンが特徴。
おすすめの化粧水
ナールス ナールスピュア+
ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸Na)をはじめ、京都大学と大阪市立大学の共同研究で誕生したナールスゲンが配合されていることが特徴。
セラミド
脂肪間脂質の約40%を占めるセラミドは、保湿力が高い成分です。セラミドが減るとくすみや肌荒れを起こす原因となります。年齢と共に減っていく成分なので、肌のかさかさが気になりだしたら、スキンケアで補充してあげることで潤いが保たれます。
セラミドは角質に届くことで作用し、肌に取り込むと周囲の湿度が低くなっても蒸発しないので、保湿力抜群の成分です。
水溶性ではないので、美容液やクリームによく配合されています。
ただクリームの油分があると油膜で肌の奥まで浸透しにくいので、セラミドは美容液に含まれているものを選ぶのがいいのではと思います。
<セラミドを効果的に取り込む順番>
洗顔
↓
化粧水
↓
セラミドが配合された美容液
セラミドは高価なので、高配合のものは価格が高めです。
おすすめのセラミドスキンケア
ディセンシア アヤナス
ボタニカル(=植物由来)のスキンケアで肌に優しく、美容皮膚科医が監修されています。
油分を含むものは最後の方に塗る
角質層まで浸透する成分を塗ってから、油分を含む乳液やクリームを塗ります。
乳液やクリームで肌全体に油分を補うことで、肌の潤いを保護し乾燥しにくくなります。
まとめ
角質まで届かせる必要のある成分は先に塗ることで効果を発揮します。高い化粧品を購入しても、順番などの使い方を間違うと効果は出ません。それではもったいないですね。
正しい使い方が効果的なエイジングケア(※)になるので、ぜひ参考にしてください。
(※年齢に応じた化粧品によるケアを指します)
補足:美容オイルをブースターとして使う場合は1番に使う
美容オイルは肌を保湿してくれる役割と共に、そのあとに塗る化粧水等の成分を浸透しやすくする作用があります。
洗顔
↓
美容オイル
↓
化粧水
↓
乳液やクリーム
美容オイルはマッサージオイルとしても使えたりと、製品によっておすすめの使い方が異なります。製品の説明書をご確認ください。
おすすめの美容オイル
メルヴィータ アルガンオイル
>>うるおって、ハリ&ツヤ。運命の一滴 アルガンオイル | オーガニック認証コスメ メルヴィータ
2011年から美容雑誌などで28冠している大人気のオイルです。のびやすくすぐにサラサラになり、マッサージオイルとしてだけでなく、ハンドケア、ボディケア、ブースターとしても使えます。